ゴムをつける時に小さくなる現象は、医学的にコンドームEDと呼ばれる心因性EDの一種で、コンドームなしの性行為や自慰行為では問題なく勃起できるのに、コンドームを装着する際に萎えてしまう状態を指します。
コンドームを装着するときに萎えてしまう、装着した状態で性行為をすると中折れしてしまうという2つの症状が典型的です。原因の多くは性行為のプレッシャーや過去の性行為時の失敗といった心理的要因で、20代から30代の若い男性に多く見られます。
本記事では、ゴムつける時に小さくなる原因、具体的な症状パターン、自分でできる7つの改善方法、正しい装着テクニック、医療的解決法について詳しく解説します。
ゴムつける時に小さくなる原因|コンドームEDとは何か
ゴムをつける時に小さくなる現象は、正式にはコンドームEDと呼ばれており、医学的な病名ではなく、精神的な要因が原因となる心因性EDの症状の一つです。EDはその原因によって大きく3つに分類され、コンドームEDは主に心因性EDに該当します。緊張やストレス、過去のトラウマなどが原因で起こるEDであり、血管や神経など身体の障害が原因で起こる器質性EDとは異なります。
心因性EDによる装着時の萎え現象
コンドームEDの方はコンドームを付けた際に、射精ができない、性行為中に中折れする、ゴムをつけると萎える、いつもより硬くならない、ゴムをつけようとすると萎えるといった症状が起こると考えられます。通常のEDと違う点は、コンドームなしの性行為や自慰行為であれば、とくに問題なく行えることで、人によってはコンドームを装着しようと思った瞬間や、コンドームを目にした瞬間に萎えてしまうほど重症化するケースもあります。
コンドームを着けると勃起しないという患者さまの声は、比較的若い方を中心に実際の外来でもよく耳にします。具体的にはコンドーム装着中に萎えてしまう、装着できても射精まで至らないといった訴えが多いです。コンドームEDの原因のほとんどは性行為のプレッシャーや過去の性行為時の失敗といった心因性EDです。
コンドームの使用が不安やストレス、過去のトラウマを連想させると、心因性EDの誘発や悪化が考えられます。コンドームEDは、使用による締め付けや感度の変化ではなく、コンドームの使用が精神的な負担となっている可能性があるのです。
20代から30代に多い5つの心理的要因
コンドームEDの原因は、性行為のトラウマがある、コンドームが外れた経験がある、射精まで時間がかかる、性的な刺激が足りない、精神疾患があるという5つです。コンドームEDは身体が健康な20から30代の男性にも多くみられる症状で、20から30代は学生や結婚前など避妊の必要性が高い方も多い年代であり、性行為の経験も浅くコンドーム装着の失敗による自信喪失や思うような性行為ができないなどの悩みやすい年代でもあります。
具体的には、以下のような性行為に対する苦手意識や過去のトラウマがコンドームEDの原因になると言われています。コンドーム有りの性行為は気持ち良くないと思い込んでいる、コンドームの装着に手こずって気まずくなった、コンドームが途中で外れた・破れた、コンドーム有りの性行為で中折れしてしまったという経験です。
過去の性的経験で、コンドームをうまくつけられなかった、パートナーとの性行為で射精できなかった、コンドームの摩擦によってパートナーに不快な思いをさせたなどのトラウマを抱えていると、性行為全般に抵抗感をもつ場合があります。性行為のトラウマは、コンドームが直接的な原因ではないかもしれませんが、コンドームの使用によってこれらのトラウマを思い出すと、コンドームEDの症状がでる可能性があります。
| 原因の分類 | 具体的な内容 | 年代別の特徴 |
|---|---|---|
| 性行為のトラウマ | 装着失敗、射精できなかった経験 | 20代に多い |
| コンドームが外れた経験 | 装着ミスによる不安と恐怖感 | 経験の浅い年代 |
| 射精まで時間がかかる | 遅漏傾向による焦りと不安 | 全年代 |
| 性的な刺激が足りない | 特殊なマスターベーションへの慣れ | 20から30代 |
| 精神疾患 | うつ病や不安症による緊張 | 全年代 |
ゴムつける時に小さくなる具体的なパターン|症状別の実態
コンドームEDには、装着のタイミングによって異なる症状パターンがあります。コンドームを装着するときに萎えてしまう場合と、装着した状態で性行為をすると中折れしてしまう場合の2つが代表的です。それぞれの症状には異なる原因と対処法があるため、自分がどのパターンに該当するかを正しく理解することが重要です。
装着中に萎えてしまうケース
装着中に萎えてしまうケースでは、コンドームの装着に時間がかかると、性行為の興奮が冷め、萎えてしまう原因となります。付けるのに時間がかかるからで、0.01とか薄いやつはゴムが張り付いて巻き込んじゃったりして付けれないときがあり、装着時の手間が気になる場合はSKYNなどの厚めで装着しやすいタイプに変えてみると良いという声があります。
基本ゴムが苦手という人は生が基本なので、脳がゴムをつけたと認識すると萎えるようにできていますので、脳が認識する前に挿入まで持っていくことがコツかなと思います。あとは、ゴムの種類も0.01mmとか0.02mmの極薄のものにしないと、挿入後もやっぱりゴムがあるからいまいちと思ってしまって萎えていきますので、ゴムの種類も重要かなと思います。
コンドームを使うことで勃起が維持できなくなる最も一般的な原因は、心理的なプレッシャーです。性交の際にうまくいかなかったらどうしよう、途中で萎えてしまったらどうしようという不安が、勃起を妨げる要因となります。コンドームを使用することで陰茎の感覚が減少し、勃起を維持するための刺激が不十分になる場合があります。
装着後の中折れと射精困難のケース
装着後の中折れと射精困難のケースでは、コンドームの影響で通常よりも射精に時間がかかると気持ちが焦り、射精前に萎える可能性があります。また、もともと遅漏の方がコンドームを使用するとさらに射精までに時間がかかるのではないかと不安になり、心因性EDの症状が出るケースも考えられ、コンドームの素材、形状、薄さ、女性の負担になっているという焦り、個人の感覚などの要因によって射精までの時間が長くなり、精神的なプレッシャーから勃起の維持が難しくなります。
コンドームを装着すると勃起はできるがいけない(射精できない)という場合、遅漏が関係していることがあります。遅漏の傾向がある方は、もともと射精までに時間がかかりやすいです。コンドームの使用で刺激が減少するとさらに遅漏が悪化し、射精がより困難になる場合もあります。
過度な力や特殊な力が加わるマスターベーションに慣れてしまうと、性行為中の刺激が足りずに、コンドームをつけるといきずらくなる可能性があります。特殊なマスターベーションの例として、床オナをしている、陰茎を強く握っている、足を伸ばしてオナニーをしている(足ピン)、実際の性行為よりも高速なピストンをしているなどが挙げられます。
| 症状パターン | 具体的な状態 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 装着中に萎える | 装着に時間がかかり興奮が冷める | 装着の不慣れ、心理的プレッシャー |
| 装着直後に萎える | 装着完了後すぐに勃起力が低下 | 感覚の低下、思い込み |
| 挿入後の中折れ | 挿入はできるが途中で萎える | 刺激不足、遅漏傾向 |
| 射精困難 | 勃起は維持できるが射精できない | 特殊なマスターベーション習慣 |
ゴムつける時に小さくならない対策|自分でできる7つの改善方法
コンドームEDは、自分でできる対策やパートナーの協力によって改善が期待できます。コンドームEDの対処法は、コンドームに慣れる、パートナーに協力してもらう、自分にあったコンドームを選ぶ、マスターベーションの方法を見直す、クリニックで治療を受けるという5つです。これらの方法を組み合わせることで、より効果的な改善が見込めます。
適切なサイズと素材の選び方
コンドームEDを改善するにはまず、使用しているコンドームが自分にあっているかどうかを確認することが大切です。コンドームのサイズは主にペニスの太さ(直径)が基準となっており、自分にあったサイズを選ぶにはまず勃起時の太さの計測が必要で、サイズがあっていないと装着しづらく挿入前に萎えてしまうだけでなく、途中で破れたり外れたりするなど避妊に失敗するリスクも高まります。
自分に合ったコンドームを選ぶためにも、勃起したペニスの一番太い部分の直径をメジャーなどで測ってみましょう。ほとんどの場合、パッケージの裏などにサイズが記載されているので、チェックして選んでみてください。コンドームのサイズは、長さではなく太さで選びます。男性器の太さ(直径)に合わせ、S・M・L・XLの4サイズのコンドームが販売されています。
コンドームには主にラテックス、ポリウレタン、イソプレンラバーという3つの種類(素材)があります。ラテックスは比較的安価で伸縮性が良いですがゴムの臭いがし、ポリウレタンは臭いが少なく薄い商品が多く相手の体温を感じやすいですが伸縮性が悪く価格が比較的高め、イソプレンラバーは熱伝導性・伸縮性ともに高くゴムアレルギー成分も含まないですが厚みのある商品が多く価格が比較的高めです。
装着に手間取って萎えてしまう方は伸縮性がよく装着しやすいラテックスかイソプレンラバーを、中折れしやすい方は薄く熱伝導率の高いポリウレタンのコンドームを試してみるとよいでしょう。とりあえずの対処法はコンドームの種類を変えることです。具体的対処法として、なるべく薄いコンドームを使うことが推奨されます。
コンドームマス法とパートナーの協力
性行為中に中折れしてしまう方、なかなか射精できない方は、コンドームマス法を試してみましょう。コンドームマス法はコンドームとローションを使用し膣内に近い環境で行うマスターベーションの方法で、コンドームの内側に少量のローションを入れてなじませ、コンドームを装着し、強く握りすぎずローションの潤滑性を活かしながらマスターベーションを行い射精するという手順です。
ポイントは強く握りすぎないことです。最初は刺激が弱く感じるかもしれませんが、続けることでコンドームEDの改善が期待できます。コンドームに慣れるトレーニング方法として、コンドームの内側に潤滑剤(ローション)を入れて擬似的に膣内のぬるぬるした状態をつくり、陰部にコンドームを被せ陰部を手で刺激し、強く陰部をにぎらず優しくピストン運動をして射精します。
コンドームを装着するタイミングで萎えてしまう場合は、パートナーに装着してもらうのも1つの方法です。パートナーに装着してもらうことを性行為の一部と考えれば、コンドームの装着自体が性的興奮につながり、勃起を維持しやすくなるでしょう。とくに、自分でコンドームを装着するときに性行為が中断されたと感じて萎えてしまう男性には効果が期待できます。
コンドームED改善には、パートナーとのコミュニケーションが非常に重要です。パートナーに自分の不安や悩みを伝え、理解と協力を得られれば、精神的な負担の軽減が期待できます。性的な興奮状態を作るためにも、パートナーと一緒に自分たちに合った性行為の雰囲気作りをする、ムードを保てるようにパートナーにコンドームをつけてもらうなどの取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
| 改善方法 | 具体的な実践内容 | 効果が期待できる症状 |
|---|---|---|
| サイズの確認 | 勃起時の直径を測定してサイズ選定 | 装着中の萎え |
| 素材の変更 | ポリウレタンなど薄型に変更 | 中折れ、刺激不足 |
| 装着練習 | 事前にスムーズな装着を練習 | 装着時の焦り |
| コンドームマス法 | ローション入りで優しく刺激 | 射精困難、遅漏 |
| パートナー装着 | パートナーに装着してもらう | 装着時の中断感 |
| マスターベーション改善 | 床オナ・足ピン・強握りを避ける | 性行為時の刺激不足 |
| 生活習慣改善 | 禁煙、運動、睡眠、食事改善 | 全般的な勃起力向上 |
ゴムつける時の正しい装着方法|萎えないための実践テクニック
コンドームを正しく、迅速に装着できるよう練習しておくことも大切です。コンドームの装着に時間がかかると、性行為の興奮が冷め、萎えてしまう原因となります。いきなり本番で試そうとすると失敗してしまう恐れがあるため、正しい手順を参考に慣れるまで練習してみてください。
スムーズな装着の5ステップ
スムーズかつ正しいコンドームの付け方として、以下の5ステップが推奨されます。爪を立てずに精液だめの空気を抜く、勃起したペニスの皮を根元までたぐり寄せる、コンドームをペニスの先端にあて毛を巻き込まないようにして根元まで巻き下ろす、根元にあるコンドームを包皮ごと先端方向に動かす、コンドームを再び巻き下ろすという手順です。
コンドームの装着に慣れていない男性は、装着時に不安や時間のロスが発生し、勃起を維持できない場合があります。特に焦って装着すると、コンドームの位置がずれたり、空気が入って不快感を感じることもあります。このような不快感は、性的興奮を妨げる原因となり、勃起を維持できない一因となります。
コンドームを装着する際、慣れていないと焦りや不安が増し、勃起を維持するのが難しくなります。性交時にうまく装着できないと、集中力が途切れ、勃起が弱まることがよくあります。そこで、普段からコンドームの装着練習をしておくと、リラックスしてスムーズに装着できるようになります。
自宅で手鏡を使い、試しに装着してみたり、パートナーと一緒に試すことで、練習ができます。装着にかかる時間を短縮できるだけでなく、装着中に感じる違和感を減らすことができ、より集中できるようになります。心理的なプレッシャーも軽減され、勃起力を維持しやすくなります。
性的興奮を維持する装着タイミング
コンドームの装着による勃起の減退を防ぐには、性的な興奮の維持が大切です。パートナーにつけてもらう、パートナーとのスキンシップ、セックス玩具の使用などの方法を試し、挿入までの興奮状態をキープしましょう。また、コンドームは慌てずゆっくりと優しく装着することも大切で、焦らずに余裕を持ってコンドームを装着すれば精神的な緊張も和らぎ、結果的に勃起を維持しやすくなります。
コンドームを装着するとき、パートナーに協力してもらうことが重要です。装着の際に性的な刺激を受け続けることで、勃起を維持しやすくなります。具体的には、パートナーに装着を手伝ってもらう、装着中もキスやボディタッチを続けるなどの方法があります。
コンドーム自体が勃起の維持を妨げる原因となることもあります。サイズや素材の選び方が非常に重要で、薄型や潤滑タイプ、感覚を重視したものを選ぶことで、感覚の低下を防ぐことができます。また、コンドーム装着時の不安や違和感を減らすために、事前に装着を練習することも効果的です。
| 装着のポイント | 具体的な方法 | 効果 |
|---|---|---|
| 精液だめの空気抜き | 爪を立てずに優しく空気を抜く | 破損防止 |
| 包皮の処理 | 根元までたぐり寄せる | スムーズな装着 |
| 毛の巻き込み防止 | 根元まで慎重に巻き下ろす | 痛み防止 |
| 装着のタイミング | 十分に興奮した状態で装着 | 勃起力維持 |
| スキンシップ継続 | 装着中もキスやタッチ継続 | 興奮状態キープ |
ゴムつける時に小さくなる場合の医療的解決法|ED治療薬の効果
セルフケアで改善が見られない場合は、ED専門クリニックへの受診を検討しましょう。コンドームEDが悪化すると、重度の心因性EDとなり、改善に時間がかかる可能性もあります。状態によっては心理療法や薬物療法が必要となるケースもあります。クリニックへの受診により、効果的な治療を受けることができるでしょう。
シアリスとウデナフィルが推奨される理由
心因性EDの一種であるコンドームEDは、性行為の不安を取り除き、自信を持つことが改善の第一歩です。ED治療薬は性行為の前に服用することで一時的に勃起力や持続力を高める効果があり、ED治療薬があるから大丈夫という自信にも繋がり、コンドームEDの改善が期待できます。ED治療薬を服用して性行為が上手くいけば成功体験や安心感が得られ、コンドームを使った性行為への不安も減るでしょう。
心因性の要素が強いコンドームEDの方には、長時間作用型のウデナフィルやシアリスをお勧めしています。バイアグラやレビトラといった短時間作用型ED薬は、効果の持続時間が短い上に食事の影響を受けやすいため、性行為前の緊張をより高めてしまいコンドームEDを悪化させてしまう可能性もあります。
ウデナフィルやシアリスであれば食事の影響を受けにくく、作用時間も12から36時間と長時間のため、性行為のタイミングを気にせずに緊張することなく臨むことができます。ただし、ウデナフィルやシアリスは効果がややマイルドな場合もありますので、効果が不十分な場合はバイアグラ100mgやレビトラ20mgといった高容量の短時間作用型ED薬を選ぶと良いでしょう。
ED診療ガイドラインでは、心因性EDについて心理療法とED治療薬の併用を推奨しています。2つの方法をあわせておこなうと、EDの治療効果と性的満足度の両方でより高い効果が得られるためです。心因性EDの一種であるコンドームEDでも、同様の治療で改善効果が期待できるでしょう。
クリニック受診のメリットと治療の流れ
コンドームEDのような勃起に関する悩みには、ED治療薬の服用が有効な選択肢のひとつです。ED治療薬は、PDE-5の働きを阻害することで血流を改善し勃起をサポートする効果があり、日本で認可されているPDE5阻害薬はシルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)の3種類です。
薬の内服は、勃起力を直接高めるだけでなく、治療薬を飲んでいるから大丈夫という自信や安心感をもたらします。その結果、性行為に前向きな気持ちが得られ、コンドームEDの改善が期待できます。コンドームEDを改善するために、まずはコンドームの重要性をあらためて理解しておきましょう。
コンドームは、性感染症を予防するために重要な役割を果たしています。コンドームを利用することで粘膜同士の接触を避けられるため、エイズやクラミジアといった感染症を防止できます。コンドームには、精液を膣内に流れ出させないことで、望まない妊娠を避ける避妊の役割があります。
一人で解決しようとせず、パートナーや医師に相談することが克服の近道と言えるでしょう。コンドームEDはセルフケアやパートナーの協力によって改善が見込めますが、セルフケアだけでは改善できない可能性があります。セルフケアで改善が見られない場合や症状が重い場合は、クリニックへの受診を検討しましょう。
| 治療法 | 効果 | 推奨される理由 |
|---|---|---|
| シアリス(タダラフィル) | 12から36時間持続 | タイミングを気にせず緊張しない |
| ウデナフィル | 12時間程度持続 | 食事の影響を受けにくい |
| バイアグラ(シルデナフィル) | 4から5時間持続 | 効果が不十分な場合に高容量使用 |
| レビトラ(バルデナフィル) | 4から5時間持続 | 効果が不十分な場合に高容量使用 |
| 心理療法 | 精神的要因の改善 | ED治療薬との併用で高効果 |
ゴムをつける時に小さくなる現象は、医学的にコンドームEDと呼ばれる心因性EDの一種で、コンドームなしの性行為や自慰行為では問題なく勃起できるのに、コンドームを装着する際に萎えてしまう状態を指します。
原因の多くは性行為のプレッシャーや過去の性行為時の失敗といった心理的要因で、20代から30代の若い男性に多く見られる症状です。具体的な原因として、性行為のトラウマがある、コンドームが外れた経験がある、射精まで時間がかかる、性的な刺激が足りない、精神疾患があるという5つが挙げられます。症状パターンは、装着中に萎えてしまうケースと装着後の中折れ・射精困難のケースの2つに大別され、それぞれ異なる対処法が有効です。自分でできる改善方法として、適切なサイズと素材の選択が最も重要で、勃起時の直径を測定してS・M・L・XLサイズから選び、装着に手間取る方は伸縮性の良いラテックスかイソプレンラバー、中折れしやすい方は薄く熱伝導率の高いポリウレタンを試すことが推奨されます。
コンドームマス法は、コンドームとローションを使用し膣内に近い環境で行うマスターベーション方法で、最初は刺激が弱く感じるかもしれませんが続けることで改善が期待できます。パートナーに装着してもらうことで性行為の一部と考えられ、装着自体が性的興奮につながり勃起を維持しやすくなります。正しい装着方法は、爪を立てずに精液だめの空気を抜く、勃起したペニスの皮を根元までたぐり寄せる、コンドームをペニスの先端にあて毛を巻き込まないようにして根元まで巻き下ろす、根元にあるコンドームを包皮ごと先端方向に動かす、コンドームを再び巻き下ろすという5ステップです。
性的興奮を維持する装着タイミングとして、パートナーにつけてもらう、パートナーとのスキンシップ継続、セックス玩具の使用などで挿入までの興奮状態をキープすることが重要です。医療的解決法として、心因性の要素が強いコンドームEDの方には長時間作用型のウデナフィルやシアリスが推奨され、食事の影響を受けにくく作用時間も12から36時間と長時間のため性行為のタイミングを気にせずに緊張することなく臨むことができます。
ED診療ガイドラインでは心理療法とED治療薬の併用を推奨しており、2つの方法をあわせておこなうとEDの治療効果と性的満足度の両方でより高い効果が得られます。コンドームは性感染症予防と避妊のために不可欠であり、コンドームを使用することでエイズの感染リスクを85%減らせるという試算データもあります。セルフケアで改善が見られない場合や症状が重い場合は、一人で抱え込まずED専門クリニックへの受診を検討することが推奨されます。


コメント